ピルでにきびを改善する!!ホルモンバランスを整えるピルの効果とは?!
にきびは、思春期の方から大人の方まで共通の肌悩みです。最初は赤いぽつんとしたにきびだったはずが、いつの間にか大きく炎症してにきびの症状が悪化してしまった、そんな経験をされた方もいるのではないでしょうか。ここでは、ピルでニキビ改善ができるワケにつてお届けします。
にきびはどうしてできるの?
肌に表れるにきびは、男性ホルモンの働きによって皮脂が大量分泌される事で、毛穴出口に古い角質が溜まっていく事で、出口を古い角質が塞いで皮脂を溜め込む事が原因です。その事によって、毛穴に溜まった皮脂がアクネ菌を繁殖させにきびを作ります。また、肌を潤すセラミド不足によって肌乾燥が生じてくると、角質のバリア機能低下が進行し毛穴出口付近で角化異常を起こす原因にもなります。
また、思春期以後に出てくる大人にきびは、思春期にきびとは異なり症状が治りにくく、顔のUゾーンにできるのが特徴です。主な原因には、日頃の様々なストレスによって体内のホルモンバランスが乱れ、女性の体内に男性ホルモンが増加してしまう事が原因とされています。実際には、Uゾーン以外にもニキビが出る事はあります。
一生において男性ホルモン分泌量のピークは、思春期から25~26歳頃までが一般的です。その年齢を過ぎた後には、段々分泌量減少でニキビの出方も減っていくので、30歳頃には大半の方はにきび肌が落ち着くと言われています。しかし、中にはにきび肌の症状が落ち着かない方もおり、それにはホルモンバランスが大きく関わっていると言えます。
大人にきびの原因とは?
にきびと生理の関係
女性の方で「生理前に必ずニキビができる」そんな経験がある方も多いのですよね。その理由には、大人のキビと言うのは、ホルモンバランスが大きくにきびに関係しているからです。女性の体内では、エストロゲンとプロゲステロンと言われる2つの女性ホルモンがあり、これらのホルモンバランスが生理周期で変動します。
プロゲステロンは、主に出産や妊娠時に大事な役割を担う大切な女性ホルモンなのですが、実は、皮脂分泌促進作用があります。なので、過剰に皮脂を分泌して肌角質を厚くする働きを持っています。排卵から次の生理までの期間には、プロゲステロン量が多くなるので、ニキビがどうしてもできやすい肌環境を作ってしまうのです。なので、ニキビと生理周期を把握した上で、上手くホルモンバランスを整えるケアをすると、にきびの症状を軽くしていく事ができます。
大人にきびと関わってくる様々な要因とは?
便秘
便秘は、肌トラブルと深い関係があります。便秘になると、体の中に熱がこもる事を知っていましたか?体に熱がこもると、腸内が潤い不足になります。身体に熱がこもっている状態では、水分を消耗して腸内も乾燥しているのです。その結果、便も乾燥して硬くなり、排便しにくくなる事で便秘になります。このように、老廃物が排出されない事はニキビの原因にもなってしまいます。
辛い食べ物・甘い食べ物
辛い食べ物・甘い食べ物は、にきびの悪化を招く要因の一つです。体を熱くする辛い食べ物や油っこい食べ物を食べ過ぎると、体内に熱がこもった状態になりニキビができやすい身体になります。また、甘い食べ物はできてしまっているにきびの化膿の原因になります。
ストレス
ストレスと女性ホルモンには深い関わりがあり、ストレスはにきびの天敵です。ストレスが蓄積されると、身体のホルモンバランスが乱れます。ホルモンバランスの乱れで皮脂分泌が活性化されてしまう為、ニキビのできやすくい肌環境へと変わってしまいます。
紫外線
紫外線は、ニキビを増殖させるアクネ菌の繁殖を助長させます。また、紫外線ダメージで肌が傷付き、ターンオーバーや角質の乱れが生じます。その事によって、にきびのできやすい状態をさらに拡大します。
睡眠不足
健康でにきびの出にくい肌にする為には、十分な睡眠は大切です。睡眠不足は、肌の潤い不足や肌調子の悪化に繫がります。
複雑に絡み合う大人にきびと肌乾燥の関係
大人ニキビの原因は、様々な原因によって肌のターンオーバーが乱れて、古い角質が毛穴を塞いでしまう事にあります。皮脂腺から分泌される皮脂は、通常であれば毛穴を通って肌表面に排出されます。しかし、出口が塞がれている事で排出ができず、毛穴に溜まった皮脂の中でアクネ菌が増殖してニキビになります。
これらの原因には、先程述べた以上の要因が主に挙げられ、様々な要因が絡み合う事で肌のバリア機能を低下させます。すると、肌乾燥が進行して乾燥からくる皮脂の過剰分泌に繫がります。その為、大人にきびと言うのは、季節問わずにきびのできやすい肌環境であるのです。
にきびの種類とは?
にきびには、炎症の無いタイプのにきび、炎症を起こしているタイプのにきび、この2種類がタイプとして挙げられます。白にきびや黒にきびなども、そのままケアせず放置してしまうと、いずれ炎症を起こして腫れや痛みを伴う赤にきびや膿にきびへと、症状が重態化して悪化する事もあります。炎症を起こしたにきびと言うのは、にきび痕が残りやすいので注意が必要です。
炎症の無いにきびには、白にきび・黒にきびが挙げられます。白にきびは角質と皮脂が混ざい角栓が毛穴を塞いだ状態で、ポツポツした白い点のように見える、にきびの初期段階です。また、黒にきびは白にきびの次の段階で、毛穴が開いて皮脂が空気に触れる事で酸化し、黒く見える状態のにきびになります。
一方、炎症を起こしているにきびには、赤にきびと膿にきびが挙げられます。赤にきびは、毛穴の中でアクネ菌が増殖し、患部が炎症反応を起こす事で赤く腫れ上がった状態になっています。また、膿にきびは、赤ニキビが悪化して、毛穴に溜まった膿が毛穴を押し上げている状態のにきびです。
にきびにピル治療がオススメな理由とは?
ニキビができたり肌が荒れしたり、肌トラブルで悩んでいる方は、主にホルモンバランスの乱れがトラブルの原因として考えられます。中でも、男性ホルモンの働きによる皮脂分泌過剰は、にきびの症状を助長します。男性ホルモンが活発化は皮脂分泌の生産を高める為、毛穴に余分な皮脂が詰まる排出されない事によって、ニキビができてしまうのです。
また、女性ホルモン分泌が男性ホルモン分泌の過剰で割合が減る事で、体内では男性ホルモンが優位に働きます。すると、肌表面に皮脂が増えてベタ付きや毛穴の開きが生じます。そうなる事で、ニキビのできやすい肌へと変わってしまう為、様々な肌トラブルに見舞われます。通常であれば、思春期が一番男性ホルモン分泌の量が多く、成人してからは男性ホルモンレベルが下がって、キレイな肌に戻っていきます。しかし、男性ホルモンが多いままの方は、大人になっても肌トラブルに見舞われる事になります。
そこで、女性ホルモンを含んだピルの服用で、女性ホルモンを増やして男性ホルモン作用を減少させる事ができます。なので、大人ニキビを改善していく事に繋がります。ピルは、エストロゲンとプロゲステロン、この2つの女性ホルモンが主成分です。この内、エストロゲンは皮脂分泌抑制作用があり、肌調子を一定に保つ効果があります。ピルの服用で体内にエストロゲン量が増加する事で、皮脂分泌を穏やかさせニキビのできにくい肌へと導いていく事ができます。